── さしすせそ歳時記「せ:しょうゆ」 ──

夏の青果コーナーに並びはじめると、ちょっと嬉しくなる野菜——「甘長とうがらし」です。

見た目は唐辛子のようにピリリとしていそうなのに、口に運ぶとびっくりするほどやさしい味!

甘長とうがらしは、しょうゆとの相性が抜群です。
焼いても炒めても、しょうゆをひとたらしするだけで、香ばしさがぐっと引き立ち、最高の一品になります。

今回は、ちりめんじゃこと合わせて、夏の定番にしたくなる簡単おかずをご紹介しますね♪

甘長とうがらし」についての詳しい記事はこちら▼

レシピ|甘長とうがらしとじゃこの炒め物

  • 甘長とうがらし…6~8本
  • ちりめんじゃこ…大さじ2
  • ごま油…小さじ2
  • しょうゆ…小さじ1
  • みりん…小さじ1
STEP1
甘長とうがらしの下処理

甘長とうがらしは水でよく洗い、ヘタを切り落として斜めに3〜4等分する。種やワタはそのままでも問題ないが、気になる場合は取り除く。

STEP2
炒める

フライパンにごま油を入れて中火で熱し、甘長とうがらしを加えて軽く焼き色がつくまで炒める。ちりめんじゃこを加え、じゃこがカリッとするまでさらに炒める。

STEP3
味を絡める

しょうゆとみりんを加え、全体に味を絡めるように手早く炒めて火を止める。

《ミニコラム》種やワタも一緒に食べて大丈夫?

はい、種やワタを取らずにそのまま食べても大丈夫です!

甘長とうがらしは、その名のとおり辛みがほとんどない品種。

ヘタの先の硬い部分だけ取り除けば、あとはザクザクと刻む(もしくは丸ごと)だけなので、調理がとても楽です。さらにこのワタに含まれる食物繊維やビタミンも丸ごと摂取できて一石二鳥。

ただし、栽培時や環境の個体差で、ごくまれに辛みの強い実が混ざることもあります。お子様など心配な場合は、種やワタを取り除いて調理すると安心です。

炒めすぎないことがコツ

甘長とうがらしは火が通りやすいため、炒めすぎると食感が失われてしまう。シャキッと感を少し残すくらいが美味しいです。

ちりめんじゃこは最後に加える

最初から入れると焦げやすいため、甘長とうがらしに火が通ってから加えるのがベスト。

味付けは控えめに

じゃこの塩気があるので、しょうゆとみりんは加減しながら調整してください。

甘長とうがらしは、ビタミンCやカロテンが豊富で、夏の疲労回復にもぴったりの野菜。加熱しても栄養が失われにくいのが嬉しいポイントです。

一方、ちりめんじゃこにはカルシウムがたっぷり。特に女性や子どもにとっては、手軽に栄養を摂れる食材としても重宝します。

このふたつを組み合わせた炒めものは、栄養面でもバランスが良く、体にやさしいおかずです!

おわりに|シンプルが最高のごちそう♪

夏のこの時期、甘長とうがらしが直売所やスーパーの野菜コーナーに並ぶと、「あぁ、今年もこの季節が来たな~」と感じます。

甘長とうがらしは、ピーマンやししとうと同じ仲間ですが、大きな違いは、夏の旬の季節にしかお目にかかれないということ。

そして、ピーマンやししとうにはない、ほんのりとした辛みと甘味は本当に格別。
料理はシンプルですが、それが最高のごちそうです♪

ご飯のおかずやお酒のつまみ、お弁当の隙間にもピッタリ。

甘長とうがらし見つけた即GET!
旬のごちそうを堪能してくださいね。

「甘長とうがらし」について、詳しく知りたい方はこちらもどうぞ♪

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