さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

夏になると、つややかな緑色のししとうが店先に並びますね。

シンプルに焼いても美味しいですが、甘辛い味噌だれをからめると、ご飯が止まらなくなる一品に!今日はそんな「ししとうの味噌炒め」をご紹介します。

冷めても味がしっかり残るので、お弁当のおかずにもぴったりですよ。


ししとうの栄養

レシピの前に、ししとうの栄養を少しだけ知っておきましょう♪

ししとうは小さな実に栄養がぎゅっと詰まっています。

  • ビタミンC:美肌や免疫力アップに役立ち、加熱にも比較的強いのが特徴。
  • βカロテン:抗酸化作用があり、油と調理することで吸収率が高まります。
  • カリウム:体内の余分な塩分を排出し、むくみ予防に。

夏場の食欲が落ちやすい時期に、手軽に栄養補給できるので、常備菜にはうってつけの食材ですね。


レシピ|ししとうの味噌炒め

甘辛い味噌だれをからめるだけで、いつもの副菜がご飯の主役に変わります。

  • ししとう … 15〜20本
  • サラダ油(またはごま油) … 小さじ2
  • 合わせ味噌 … 大さじ1と1/2
  • みりん … 大さじ1
  • 砂糖 … 大さじ1
  • 酒 … 大さじ1
  • しょうゆ … 小さじ1/2(隠し味に)
  • 白ごま … 適量
STEP1
下ごしらえ
  1. ししとうは洗って水気をふき取り、ヘタを少し残して切り落とす。破裂防止のため、竹串や包丁で1か所穴をあけておく。
  2. 小さなボウルか器に味噌・みりん・砂糖・酒・しょうゆを混ぜ、味噌だれを作っておく。
STEP2
ししとうを炒める

フライパンに油を熱し、中火でししとうを炒める。全体にツヤが出て、軽く焼き色がつくまで炒める。

STEP3
味噌だれを加える

弱火にして、あらかじめ合わせておいた味噌だれを回し入れる。焦げつかないよう全体にからめる。

STEP4
仕上げ

汁気が飛んで照りが出たら火を止め、器に盛って白ごまをふる。


美味しく作るコツ

短時間で仕上げることが、美しい色と香りを引き出す秘訣です。

  • ししとうは炒めすぎると色がくすむため、サッと炒めて仕上げましょう。
  • 味噌だれは焦げやすいので、火を弱めて手早くからめるのがコツ。

甘めの仕上がりになっています。お好みで砂糖の量を調整してくださいね。

簡単アレンジ

定番味噌炒めも少し手を加えるだけで、また違った味わいが楽しめますよ。

  • 赤味噌でコク深く:赤味噌を使うと濃厚な旨味でおつまみに最適。
  • 鶏ひき肉をプラス:ボリュームが増して、メインのおかずにも。
  • 豆板醤を加える:ピリ辛味に変身し、ご飯にもお酒にも合う一品に。

保存方法と保存期間

ししとうの味噌炒めは冷蔵保存が可能です。
密閉容器に入れて冷蔵庫で2〜3日保存できます。作り置きおかずとして、お弁当や日々の食卓に♪


おわりに|夏の食卓に小さなごちそうを

暑くて食欲が落ちる夏に、ご飯が進む一品は最高ですよね!

夏らしい緑の彩りと、甘辛い味噌の香りが食欲をそそって、毎日の食卓を元気にしてくれます。
忙しい日にも気軽に作れる常備菜として、ぜひ取り入れてみてくださいね。

お酒のおつまみにも◎ 暑い日にビールとししとう味噌はサイコーです♪


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