夏野菜のししとうを、甘辛い煮汁でさっと煮含めた「煮びたし」。
隠し味にほんの少しのお酢を加えるのがポイントです!さっぱりとした後味の仕上がりやみつきになりますよ。

翌日以降は味がしっかりとしみて、常備菜としても重宝する一品に。是非お試しください。


レシピ|ししとうの甘辛煮びたし

酢をほんの少し加えることで、さっぱり感が生まれ、夏でも食べやすい煮びたしに仕上がります。

  • ししとう … 15〜20本
  • ごま油 … 小さじ1
  • しょうゆ … 大さじ1
  • みりん … 大さじ1
  • 砂糖 … 小さじ1
  • 酢 … 小さじ1
  • だし汁 … 100ml
  • 白ごま … 適量
STEP1
下ごしらえ

ししとうは額の先が長い場合は切り落とし、念のため破裂防止に包丁で1カ所、切れ目を入れておく。

STEP2
ししとうを炒める

フライパンにごま油を熱し、ししとうを入れて中火で炒める。全体に軽く焦げ目をつけ、香ばしさを出す。

STEP3
調味料を加えて煮含める

しょうゆ・みりん・砂糖・酢・だし汁を加え、弱火で3分ほど煮含める。

STEP4
冷やして味をなじませる

火を止めて粗熱を取り、落としラップをして冷蔵庫で冷やす。

STEP5
盛り付け

器に盛り付け、お好みで白いりごまをふって完成♪

お酢は隠し味程度に入れるのがオススメ♪

美味しく作るコツ

短時間でできる簡単調理ですが、だからこそ細かなコツが味に影響することも。

いきなり煮るのではなく、ごま油で表面に軽く焼き色をつけてから煮ると、香ばしさが加わり、全体の味が引き締まります。表面に膜ができることで、煮崩れも防げますよ。

 酢を加えすぎると酸味が前面に出てしまうため、小さじ1程度がちょうどいいと思います。ほのかな酸味が甘辛味に奥行きと後味のさっぱり感を与えてくれます。

 調味料を加えたら、強火ではなく弱火でコトコト煮含めます。火加減をやさしくすることで、ししとうに均等に味がなじみます。

 煮上がりすぐよりも、粗熱をとってから冷蔵庫で一晩休ませるのがベスト。時間をおくことで、甘辛さと酸味がしみ込み、全体がまろやかにまとまります。


簡単アレンジ

こんなアレンジで味わいに変化を♪

  • かつお節を加える
     煮上がった後にかつお節を加えると、旨味と香りが一段と深まります。和の風味が強調され、ご飯との相性がさらに◎。
  • 七味唐辛子をふる
     仕上げに七味をひと振りすれば、ピリッと辛味がアクセントに。甘辛さに引き締まりが加わり、お酒のお供にもぴったりです。
  • ししとう+パプリカ
     パプリカを一緒に煮含めれば、赤や黄色が加わり彩り豊かに。お弁当の隙間を埋める副菜としても映える一品になります。
  • 甘酢風にアレンジ
     砂糖をやや増やし、酢を少し多めにすれば、甘酢漬け風のさっぱり味に。暑い日の箸休めに最適です。

食卓での活用法

常備菜だからこそ、いろいろな場面で活躍します。

  • ご飯のおともに
     そのまま副菜として食卓に並べても、ご飯が進むおかずになります。
  • お弁当に
     冷めても美味しいのでお弁当のおかずに最適。彩りが欲しいときは白ごまやパプリカを添えてみてください。
  • 冷や奴のトッピングに
     刻んで冷や奴にのせれば、夏らしい爽やかな副菜に早変わり。お酢のさっぱり感が豆腐にもよく合います。
  • そうめん・うどんに添えて
     汁気を少し切って、そうめんや冷やしうどんにのせるのもオススメ。夏の冷たい麺料理が一段と華やかになります。

保存方法と保存期間

冷蔵保存
 粗熱をとってから保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。2〜3日 美味しさを保つことができる。翌日以降は味がよりしみ込み、食べ頃となる。

冷凍保存は、基本的に不向き。どうしても冷凍したい場合は小分けにして冷凍することもできますが、見た目や歯ごたえを重視したいときは冷蔵保存がおすすめ です。


おわりに|夏にうれしい作り置きおかず

さっぱりとした甘辛味で食べやすい「ししとうの煮びたし」。

冷やして味がなじんだ頃がいちばん美味しく、暑い日の食卓にぴったりの常備菜です。ご飯のおかずやお弁当の一品に、ぜひ取り入れてみてくださいね。


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