豚の生姜焼きは、家庭料理の定番中の定番!
シンプルな材料と調味料でできるのに、ご飯に合う味わいで世代を問わず愛されてきた和食の代表格ですね。

今回はその豚の生姜焼きの基本の作り方に加えて、「片栗粉をまぶして照りよく仕上げる」「りんごのすりおろしでやわらかくする」など、ひと工夫で広がる味わいをご紹介します。

「今日の晩御飯何にしよう…」迷った時のおすすめ献立も紹介しています。
是非参考にしてみてください。


レシピ|豚の生姜焼き

定番だからこそ、ポイントをおさえて美味しくいただきましょう♪

  • 豚ロース薄切り肉 … 300g
  • しょうが … 1片(すりおろし)
  • サラダ油 … 小さじ2

タレ(合わせておく)

  • しょうゆ … 大さじ2
  • みりん … 大さじ2
  • 酒 … 大さじ1
  • 砂糖 … 小さじ1
STEP1
下準備をする

■豚肉は筋切りをしておく。

■小さなボウルか器に、すりおろした生姜とタレの材料を合わせておく。

STEP2
豚肉を焼く

フライパンに油を熱し、豚肉を両面さっと焼く。

STEP3
タレを絡める

混ぜ合わせたタレを加え、強めの火で一気に煮からめる。

STEP4
盛り付ける

器に盛り付け、余った煮汁をかけて完成♪

👉 ワンポイント:煮詰めるとしょっぱくなるので、タレが煮立ってお肉にからんだら肉は取り出し、盛り付けてから煮汁をかけましょう。


🐖 生姜焼きを柔らかく仕上げるコツ

豚の生姜焼きは「固くなりやすい」と悩む方も多い料理です。ほんの少しの工夫で、柔らかくジューシーに仕上げることができます。

  • 筋切り:ロース肉は脂と赤身の境目に包丁で数か所切れ目を入れると、縮まずやわらかに。
  • たたく/塩麹に漬ける:軽く肉たたきで叩く、または塩麹や酒に10〜20分漬けると酵素で柔らかくなります。

片栗粉を薄くまぶすと、肉汁を閉じ込めてタレもよく絡み、冷めても柔らかい仕上がりになります。

ミニコラム|片栗粉だけじゃない?粉の使い分け

片栗粉が定番ですが、実は小麦粉や米粉でも工夫ができます。

  • 片栗粉:しっとりジューシーで照りが出る。
  • 小麦粉:焼くと香ばしくカリッと仕上がる。
  • 米粉:粉っぽさが少なく、軽やかであっさり。

料理の目的に合わせて粉を選ぶと、同じ生姜焼きでも違った表情を楽しめます♪

  • 強火でサッと両面を焼く 火を入れすぎないことが最大のポイント。
  • 焼き色がついたら タレを加えて一気に絡める と、固くならずジューシー。
  • 玉ねぎやりんごのすりおろしを加えると、酵素の働きで肉がしっとり。
  • 酒やみりんを少し多めにすると、保湿効果でやわらかくなる。

アレンジアイデア

生姜焼きは基本の味付けでも十分美味しいですが、ちょっとした工夫でまた違った表情を見せてくれます。
ここでは季節や気分に合わせて楽しめる、簡単なアレンジをご紹介します。

  • りんご入りしょうが焼き:タレにすりおろしりんごを加えると肉がやわらかく、ほんのり甘みのある味わいに。
  • 夏野菜の生姜焼き:ナスやししとうを一緒に炒めると、季節感のある一皿に。
  • みそ風味の生姜焼き:タレにみそを小さじ1加えて、コクをプラス。ご飯にぴったりの濃厚味に。

ミニコラム|生姜のチカラ

しょうがに含まれる香り成分「ジンゲロール」「ショウガオール」には、血行をよくして体を温めたり、食欲を増進させたりする働きがあります。
夏バテの時期にはさっぱりと、冬には体を温めてくれる生姜焼き。理にかなった家庭料理といえますね。


🍴 迷わない今日の献立|豚の生姜焼きと一緒に

生姜焼きはしっかり味のおかずなので、合わせる副菜や汁物はさっぱり・野菜多めがおすすめです。

  • 豆腐とわかめの味噌汁
     シンプルで軽やかな味わいが生姜焼きと好相性。
  • なめこと豆腐の赤だし
     つるんとしたなめこが、食感に変化をもたらしてくれます。
  • 白ご飯(王道!)
  • もち麦ご飯:食物繊維をプラスしてヘルシーに。
  • おにぎり(青じそ入り):お弁当風に仕立てても楽しいです。

あくまでも一例です。よかったら参考にしてみてくださいね♪


おわりに|定番だからこそ「我が家の味」

豚の生姜焼きは、基本の作り方を押さえるだけで美味しくできますが、少しの工夫で新しい美味しさが生まれます。

りんごやみそを加えたり、片栗粉をまぶして照りよく仕上げたり、地域や季節の食材を組み合わせるのも楽しいアレンジです。

定番だからこそ、家庭ごとに違いが出る「わが家の味」。ぜひ自分らしい生姜焼きを見つけてみてください。


豚肉について詳しく知る♪/