石川県の伝統野菜・金時草(きんじそう)、発酵食品の代表・納豆、そして夏野菜のオクラ。
どれも栄養豊富で体にうれしい食材を組み合わせた、滋養たっぷりの味噌汁です。具材を下ごしらえしておき、お椀に入れてから熱々の味噌汁を注ぐだけ。

忙しい日やあと一品欲しいときにも重宝します。


金時草(きんじそう)とは

石川県を代表する伝統野菜のひとつで、葉の表が深い緑、裏が鮮やかな紫色をしているのが特徴です。

火を通すとぬめりが出て、ほんのりとした苦みと独特の風味が楽しめます。

栄養価も高く、ビタミンやミネラル、食物繊維を含むため、健康野菜としても注目されています。

👉 詳しい特徴や栄養については、当ブログの [和ごころ素材図鑑] をご覧ください。
↓  ↓  ↓


レシピ|金時草と納豆とオクラの味噌汁

今回は、忙しい日にもサッと作れる「金時草・納豆・オクラの味噌汁」のお手軽レシピをご紹介します。具材をお椀に入れて熱々の味噌汁を注ぐだけで完成する、栄養満点の一杯です。

  • 金時草 … 1/2束
  • ひきわり納豆 … 1パック
  • オクラ … 2本
  • だし汁 … 400ml
  • 味噌 … 大さじ2(お好みで調整してください)
STEP1
下ごしらえ
  • 金時草はさっと茹でて冷水にとり、水気を絞って大きいものは2〜3cmに切る。
  • オクラは塩で板ずりしてからさっと茹で、小口切りにする。
  • 粒の納豆で粗みじん切りにする。
STEP2
味噌汁を作る

鍋にだし汁を沸かし、味噌を溶き入れる。

STEP3
お椀で仕上げる

お椀に金時草・オクラ・納豆を入れ、熱々の味噌汁を注ぐ。軽く混ぜて完成。


美味しく作るポイント

ちょっとした工夫で、より美味しく・食べやすく仕上がります。

ひきわり納豆を使うと、粒が小さいため味噌汁になじみやすく、口当たりもなめらかになります。

下茹ですることで鮮やかな緑色が残り、同時に独特のえぐみも和らぎます。仕上がりの印象がぐっと良くなります。

小口切りにしたオクラのとろみが、納豆や金時草のぬめりと重なり、自然にとろみのある優しい味わいに仕上がります。


アレンジアイデア

その日の気分や献立に合わせて、少し変化をつけても楽しめます。

定番の具材を加えると食べごたえが増し、栄養バランスもより整います。

青じそや七味唐辛子を仕上げに散らせば、香りと辛味のアクセントが生まれ、飽きのこない味わいに。

さっと作れるので、朝の一杯や小腹を満たしたいときにも便利です。ご飯と合わせるだけで簡単な一汁一菜が完成します。


豆知識コラム|金時草・納豆・オクラの栄養と効能

多くのご家庭で普段の食卓に登場する味噌汁…、「毎日必ず食べる」という方も多いと思います。だからこそ、できるだけ体が喜ぶ栄養素を補えたら言うことなしですね^^

金時草

鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富で、ビタミンA・Cも含まれています。ぬめり成分には食物繊維が多く、腸内環境を整える働きが期待できます。

納豆

良質なたんぱく質に加え、発酵によるビタミンK2やナットウキナーゼが特徴。血流改善や骨の健康維持に役立つとされています。

オクラ

水溶性食物繊維とネバネバ成分(ムチン)を含み、胃腸を保護して消化を助ける効果が期待できます。夏場の疲労回復にもぴったり。

この3つを合わせた味噌汁は、バランスの良い栄養補給にぴったりの一杯です。

おわりに|栄養と手軽さを両立した一杯

金時草のぬめり、納豆のうま味、オクラのとろみが重なって、体にやさしく栄養満点の味噌汁ができあがります。

具材をお椀に入れて味噌汁を注ぐだけなので、とても手軽。それでいて食卓にしっかり満足感を与えてくれる一杯です。忙しい日や元気をつけたいときに、ぜひ取り入れてみてください。


金時草】についてもっと詳しく知る/

\【オクラ】についてもっと詳しく知る/

\「夏野菜」を味噌で味わうヒントはこちら/