秋に旬を迎える食用菊をたっぷり使った「菊花ご飯」。ふわりと広がるほろ苦さと香りがやさしい、季節の混ぜご飯です。
今回は黄色の菊を使った、土鍋炊きでご紹介します。
白だしと薄口しょうゆで仕上げる上品な一椀です。行事やおもてなしにオススメです♪
(あわせて、炊飯器での炊き方も紹介しています)
レシピ|菊花ご飯
材料(2〜3人分)
- 米 … 2合
- 食用菊(黄色) … 正味50g
- 酢 … 大さじ1(下茹で用)
- 塩 … 少々(下茹で用)
- 【A】白だし … 小さじ2
- 【A】酒 … 大さじ1
- 【A】薄口しょうゆ … 小さじ1
- 【A】塩 … 小さじ1/2
- 白ごま … 大さじ1
水加減の目安
【A】(白だし+薄口しょうゆ+酒+塩)に水を加えて 360ml(米と同量)にする。
作り方【土鍋/炊飯器】
米を研ぎ、15分ほど浸水し、ザルにあげてさらに15分、しっかり水を切っておく。

【炊飯器の場合】
・普通の白米炊きの場合、浸水の必要なし。
- 菊は花びらを摘み、がくを取り除く。
- 鍋に湯を沸かし、酢と塩を加える。
- 菊を10〜15秒ほどさっと茹でる。
- 冷水に取って色止めし、水気をしっかり絞る。

- 土鍋に米を入れ、炊き込みだし(白だし・塩・薄口しょうゆ・酒に水を加えて360mlにする)を入れる。
- 強めの中火にかけ、ふつふつと沸くまで待つ。
- 沸騰したら弱火にし、8~9分炊く。
- 火を止め、そのまま20分蒸らす。
【炊飯器の場合】
・炊飯器に研いだお米、調味料を先に入れて、2合の目盛りまで水を足す
・普通の「白米」で炊く。
炊き上がったご飯に、下処理した菊と白ごまを加え、しゃもじで底から返すようにさっくり混ぜる。

【炊飯器の場合】
・炊き上がったら、水を絞った菊とごまを加え、底から返すように混ぜる。

炊飯器の保温機能は、菊の変色と香りが飛ぶのを防ぐため、なるべく使わないほうがベター。
器に盛り、菊の花びらを少量のせると彩りがきれい。
美味しく作るポイント
菊は色の鮮やかさを残す
食用菊の下ごしらえは、酢を入れて茹で、冷水にさらすことで黄色が鮮やかさを保つことができます。
また、菊は炊き込みにせず、蒸らし後に混ぜることで、香りも色もそのまま楽しめます。
白ごまの香ばしさと食感を楽しむ
白ごまを入れることで、菊の香りをじゃましない、やわらかな香ばしさが加わります。
白ごまは、ぷちぷちとしたごまの食感を楽しむならそのまま。逆に食感を邪魔したくなければ、しっかりすって(市販のすりごまでも◎)もOK。お好みで調整してください。
なるべくおこげは混ぜないほうが〇
土鍋炊飯はふっくら炊き上がり、美味しいおこげができるのが特徴ですが、上品に仕上げたい場合、おこげはなるべく混ぜないほうがおすすめ。

今回のレシピに関していうと、菊花が繊細な分、おこげが少し邪魔をしてしまうので、なるべくおこげができないように、炊飯では加熱時間は短め、蒸らしを長くします。
もしおこげができてしまっても、それはそれで美味しいので、混ぜずにおこげだけで別に食べるのがおすすめです♪
こんなアレンジも
しらすを加えて「菊花しらすご飯」に
炊き上がったご飯にしらすをしらすを加えると、やさしい旨みの広がる混ぜご飯になります。
菊のほろ苦さがまろやかに、少しボリュームも出て、朝食や軽い昼食にもぴったりの一椀です。
柚子皮をのせて、香りのアクセントに
仕上げにほんのひとつまみの柚子皮を散らすと、菊の香りに爽やかな柑橘の香りが重なり、上品で季節感のある香りの層が生まれます。
特におもてなしや行事食として出したいときにおすすめのアレンジです。
銀杏を加えて、さらに秋らしく
下茹でした銀杏を加えると、黄色の菊と相性のよい、淡い黄緑色が全体のバランスを引き締めます。
噛むとほっくりとした食感が加わり、食卓全体が秋色に染まるような華やかさに。
行楽弁当や晴れの日の献立にもよく合います。
おわりに|ふわりと秋をまとった一椀

菊花ご飯は、一見とても素朴なお料理ですが、ひと口食べると「こんなに美味しかったんだ」と、きっと想像している以上のやさしい旨みに驚くはずです。
黄色の菊がふわりと香り、ご飯の甘みと寄り添うように重なる──そんな上品でほっとする味わいです。
土鍋でゆっくり炊き上げる時間も、季節を楽しむひととき。
しらすや柚子、銀杏などでアレンジを加えると、さらに“自分だけの秋の混ぜご飯”に育っていきます。
気軽に作れて、ちょっと特別感もある一椀。
この秋、ぜひ食卓に小さな華を添えてみてくださいね。
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