山芋が美味しい季節。
生で食べるもよし、擦ってもよし、焼いてもよしの万能選手ですが、たまにはこんな煮物はいかがでしょう。

今回は塩麹を使って「白煮」しました。山芋の白さを生かした上品な仕上がりです。

シンプルなだけに長芋のうま味をダイレクトに味わうことができます。
ホクホクとした食感も楽しめます。

お茶請けや箸休めに、おもてなしにも最適な一品です♪

塩麹で作る『長芋の白煮』レシピ

長芋200g
柚子の皮少々
【A】 水200ml
【A】 塩麹小さじ2
【A】 みりん大さじ1
【A】 塩小さじ1/2~1弱(お好みで)

作り方

STEP1
材料を切る

長芋は皮をむき、長さ4~5cm、幅1~1.5cmくらいの拍子切りにする。
柚子の皮は千切りにする。

STEP2
煮汁を用意

鍋に【A】を入れ火にかけて煮立てる。

STEP3
長芋を煮る

長芋を加え、再び煮立ったら弱火にして、6〜7分ほど優しく煮含める。

STEP4
味をなじませる

火を止めたらそのまま冷めるまで置き、味をなじませる。

STEP5
盛り付ける

器に盛り付け、仕上げに柚子の皮を添えて彩りを。

ポイント

■長芋は煮崩れしやすいので、煮すぎないようにしましょう。

■火を止めてから、長芋に味が入って美味しくなります。すぐ食べるよりは、しっかりと時間と置いて味をなじませてから食べるのがオススメです。

塩麹によって塩味の強さが変わりますので、塩はお好みで調整してください

ミニコラム|塩麹と長芋、こんな関係があります

塩麹には、麹の酵素が優しく旨味を引き出す力があるため、長芋のまろやかな甘みやホクホク感をそっと包み込むように引き立ててくれます。
しかも、じっくり味をなじませることで、味わいがぐっと深まるのも魅力。時間をかけて冷ますことで、素材の持ち味に染み入り、おもてなしにもぴったりな上品な美味しさになります。


こんなアレンジもおすすめ

たまには定番の白煮にひと工夫を。いくつか簡単なアレンジ案をご紹介します。

  • 柚子胡椒風味
     塩を控えめにし、柚子胡椒を少量混ぜると、爽やかな香りとピリ辛がアクセントに。
  • ゴマだれ風
     ごまペースト・酢・少しの塩麹を混ぜた濃厚ダレで、コク深い味わいに。
  • 柑橘しょうゆだれ
     みりんを少なめにし、仕上げに少し柑橘しょうゆをかければ、酸味がきいたさっぱり感。
  • 昆布だし仕立て
     (A)の水を昆布だしに替え、塩麹の甘みと昆布の旨味を一体にしたやさしい旨味に。

おわりに|季節の素材と、心ほどくひとときを

最後までご覧いただきありがとうございます。
旬の優しい食感と穏やかな塩麹の旨味が広がるこの「長芋の白煮」は、普段の食卓にも、おもてなしの席にも合うひと皿です。

シンプルだからこそ感じられる優しさを、どうぞ味わってください。箸休めに、お酒のおつまみに…すっと寄り添ってくれるような温かい一皿になりますように。


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