ごつごつとした見た目の菊芋ですが、すりおろしてだしと合わせると、とろりとやさしい味わいの一椀になります。
今回は、菊芋のすり流しに焼き豆腐を添え、菜の花を天盛りに。
仕上げにすりごまをふり、春らしい香りを添えました。
素朴ですが、体にやさしくほっと温まる和の汁物です。
レシピ|菊芋のすり流し汁
菊芋の下処理|洗い方と皮の扱い
菊芋は、表面がごつごつとして土がつきやすい根菜です。まずは流水でよく洗い、たわしや指先で軽くこすりながら土を落とします。
皮はとても薄いため、基本的にはむかなくても◎。気になる部分があれば、包丁で軽く削り取ってください。
また、菊芋は切ったりすりおろしたりすると、空気に触れて茶色く変色することがあります。これは自然な酸化によるもので、味や品質には問題ありません。
色が気になる場合は、「切ったらすぐに調理する」「水にさっとさらす」と、変色を抑えることができます。
材料(2人分)
・菊芋 …… 120g(すりおろす)
・だし …… 300ml(白だしを使う場合は、水250ml+白だし大さじ1)
・味噌 …… 大さじ1
・すりごま …… 小さじ1
【具】
・焼き豆腐 …… 2個(約3㎝×3㎝)
・菜の花 …… 適量
ミニコラム|菊芋が「天然のインスリン」と呼ばれる理由
作り方
菊芋はタワシなどでよく洗い、すりおろす。
(庫本的には皮はむかなくて大丈夫。気になれば黒い部分をとりのぞく程度でOK)

鍋にだしとすりおろした菊芋を入れ、混ぜながら弱火で温める。
軽くとろみがつくまでゆっくり加熱する。(途中で表面に泡が出てきますが、気になる場合のみ、軽くすくい取る程度で◎)

火を弱め、味噌を溶き入れて味を整える。

焼き豆腐は3㎝角に切り、軽く温めておく。
菜の花はさっと茹で、水気をしぼる。

器に温めた焼き豆腐を入れ、菊芋のすり流し汁を注ぐ。
菜の花を天盛りにし、仕上げにすりごまをふる。

ミニコラム|菊芋はすりおろすと茶色くなる?
おいしく作るポイント
◆ 菊芋はやさしく温める
すりおろした菊芋は、だしと合わせてゆっくり温めます。強く煮立てると風味が弱くなるため、グラグラと沸騰させないように火加減に気をつけると、菊芋の自然な甘みが引き立ちます。
◆ 味噌は火を弱めてから加える
味噌はぐらぐら煮立った状態で加えると香りが飛びやすいため、火を弱めてから溶き入れるのがコツです。やさしい味わいのすり流しに仕上がります。
◆ 焼き豆腐は温めてから器へ
焼き豆腐は軽く温めてから器に入れると、すり流し汁の温度が下がりにくく、最後まで温かくいただけます。
◆ 菜の花はさっと茹でる
菜の花はさっと茹でて色よく仕上げ、水気を軽くしぼってから盛り付けます。ほろ苦さが菊芋のやさしい甘みとよく合い、春らしい味わいになります。
菊芋を使ったおすすめレシピ
菊芋は、炒め物や汁物、サラダなど、さまざまな料理に使える根菜です。
ほんのりとした甘みと、シャキッとした食感が魅力。季節の食卓に取り入れてみてください。
菊芋のきんぴら
薄切りにした菊芋を炒めて、しょうゆとみりんで甘辛く仕上げる定番の一品。
シャキッとした歯ごたえが楽しめます。
👉【菊芋のきんぴら】レシピはこちらへ🔗
菊芋の味噌汁
乱切りにした菊芋をだしで煮て、味噌を加えるだけ。
素朴でやさしい味わいの汁物です。
菊芋のサラダ
薄くスライスして生で食べると、ほんのり甘くさっぱりとした味わい。
ごまドレッシングや酢味噌ともよく合います。
👉菊芋の旬・栄養・食べ方はこちら🔗
(菊芋とは|和ごころ素材図鑑)
おわりに
すりおろした菊芋は、とろりとした自然のとろみが出ます。根菜独特の風味が何とも言えず素朴で、これがまた味噌が合うんです!
冬の根菜と春の出会い物♪
季節の食卓に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
春キャベツや新玉ねぎなど、季節の野菜を楽しむ料理を紹介しています。
▶︎ 【春野菜のレシピ】や食べ方はこちら🔗
【菊芋】について、こちらで詳しくで紹介しています。
▶︎ 菊芋の旬や栄養、下処理の方法🔗
ほろ苦さが春らしい定番の一品です。
▶︎ 春の定番料理【菜の花の辛子和え】の作り方はこちら🔗

