厚切りの豚ロースを細長く切って炒める、手軽な“食べやすいトンテキ風”。
しょうゆをベースに、だしのうま味とほんの少しのお酢を加えることで、後味がすっと軽く仕上がります。
脂が気になる日でも食べやすく、晩ごはんのメインにぴったりのひと皿です。
レシピ|豚ロースのさっぱりしょうゆ炒め
材料(2人分)
- 豚ロース肉(厚切り)…1枚(約200g)
- 塩・こしょう…各少々
- にんにく…1片(みじん切り、または薄切り)
- サラダ油…小さじ1
A|合わせ調味料
- しょうゆ…大さじ1
- みりん…大さじ1
- だし汁…大さじ2(または水+和風だし少々)
- 酢…小さじ1(またはレモン汁小さじ1)
- 砂糖…ひとつまみ(味の丸みづけ)
作り方
豚ロース(厚切り)は、1~1.5㎝幅の棒状に切り、塩こしょうをふる。必要なら筋切りをして反り返りを防ぐ。
にんにくは薄切りにする(みじん切りでも◎)

フライパンに油とにんにくを入れ、弱火でじっくり炒める。
香りが立ったらにんにくだけ取り出す。

火を中火にし、豚肉を並べて焼き色がつくまで炒める。
転がしながら3〜4分ほど、均一に火を通す。

余分な脂をペーパーで軽く拭き、Aを加える。
全体がしっとり馴染むまで1〜2分ほど煮からめる。

取り出しておいたにんにくを戻し、全体をさっと和える。

美味しく作るコツ
少しの工夫で、豚ロースはぐっと食べやすく、後味のよい仕上がりになります。
さっぱり味を活かすためのポイントを押さえておきましょう。
だしと酢で、後味を軽やかに
だし汁を加えることで、しょうゆの角が取れ、全体にやさしいうま味が広がります。
さらに酢を少量加えると、豚肉の脂をすっと切り、食後感の軽い味わいに仕上がります。
焼きすぎないのが、やわらかさの決め手
豚肉は焼きすぎるとかたくなりやすいため、転がすように手早く火を通すのがポイント。細長く切っている分、短時間調理で十分に火が入ります。
にんにくは弱火で、香りだけを移す
にんにくは弱火でじっくり炒め、香りが立ったら一度取り出すのがおすすめ。
焦がさず香りだけを使うことで、さっぱりしたしょうゆ味にもよくなじみます。
アレンジいろいろ
その日の気分や冷蔵庫の中身に合わせて、味や香りを少し変えるのもおすすめ♪
さっぱり感を活かした、気軽に試せるアレンジをご紹介します。
- 生姜を加えてよりさっぱり
Aにすりおろし生姜 小さじ1を加えると、ごはんが進む味に。 - 大葉で爽やか仕上げ
仕上げに千切り大葉をのせるだけで香りがぐっと引き立つ。 - 玉ねぎスライスをプラス
一緒に炒めると自然な甘みが加わり、ボリュームもアップ。 - レモン風味
酢をレモン汁小さじ1〜2に替えると、さらに軽やかな定食風に。
迷わない♪今日の献立
さっぱり味の主菜に、野菜と汁物を添えた、無理なく整う一汁三菜です。
献立の参考にしてみてください♪
献立例
- 主菜 豚ロースのさっぱりしょうゆ炒め
しょうゆの香りを活かしつつ、後味は軽く、献立の中心になる一品。 - 副菜① 青菜のおひたし(小松菜・ほうれん草など)
肉料理のあと口を整える、シンプルでやさしい副菜。 - 副菜② かぼちゃの煮物 (またはきんぴらごぼう)
甘みやコクを補い、献立全体のバランスをととのえます。 - 汁物 豆腐とわかめの味噌汁
具は控えめにして、主菜の風味を引き立てる一杯。
献立のポイント
- 主菜がさっぱりの日は、副菜で甘みと食感を足す
- 青菜+根菜で、自然と野菜のバランスが整う
- 汁物は軽めが、全体をまとめるコツ
おわりに|軽やかな豚料理を、日々の定番に
豚ロースというと、こってりした料理を思い浮かべがちですが、切り方や味つけを少し工夫するだけで、こんなふうに軽やかに楽しむことができます。
しょうゆの香りとうま味を軸に、だしとお酢で後味を整えた一皿は、忙しい日の晩ごはんにも、少し食べ過ぎた翌日にも寄り添ってくれる味。
特別な材料は使わず、いつもの調味料で作れるからこそ、気負わず、繰り返し食卓にのせていただけたら嬉しいです。
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