春のお彼岸にいただく「ぼたもち」。
ふっくらと炊いた小豆のあんこと、やわらかいもち米の組み合わせは、どこか懐かしく、心がほどける味わいです。
今回は、乾燥小豆からあんこを炊くところから、丁寧に仕上げるぼたもちの作り方をご紹介します。
レシピ|ぼたもち
材料(約8〜10個分)
〈あんこ〉
- 乾燥小豆…200g
- 砂糖…150〜180g(お好みで調整)
- 塩…ひとつまみ
〈ごはん部分〉
- もち米…1合
- うるち米…0.5合
- 水…通常のやや少なめ
下準備|もち米を浸水する
もち米とうるち米を合わせて洗い、30分〜1時間ほど浸水させる。
作り方 ① |乾燥小豆からあんこを炊く
小豆をさっと洗い、たっぷりの水で火にかける。
沸騰したら2〜3分煮て、いったん湯を捨てる(渋切り)。


苦味やえぐみを抑える大切な工程です
再びたっぷりの水を加え、弱めの中火でコトコトと煮る。
途中で水が減ったら差し水をしながら、指でつぶせるくらいまで柔らかくする(40~50分程度)。

やわらかくなったら砂糖を2〜3回に分けて加え、木べらで混ぜながら煮詰める。

最後に塩をひとつまみ加え、甘さを引き締める。


少しゆるめで火を止めると、冷めたときちょうどよい固さになります
作り方②|もち米を炊く
浸水した米を、通常よりやや少なめの水で炊く。
炊き上がったら、すりこぎやしゃもじで軽くつぶす(半殺し)。


粒が少し残るくらいが、ぼたもちらしい食感です。な「つぶさない」という人もいます。お好みで調整してください。
作り方③|成形する
ご飯を8~10個の小分けにして、軽くまるめておく。

手のひらにご飯と同量程度のあんこをのせて広げ、ご飯を包む。

手を軽くぬらしながら形を整える。

美味しく作るコツ
- 小豆は、やわらかくなるまで煮る
指で軽くつまむと、すっとつぶれるくらいが目安。ここがしっかりできていると、口あたりのよい、なめらかなあんこに仕上がります。 - あんこは、少しゆるめの状態でOK
煮詰めすぎると固くなりやすいため、ほんの少しゆるいかな、というところで仕上げるのがポイント。冷めると自然にほどよい固さになります。 - ごはんは粒感をほどよく残す
すべてをなめらかにつぶすのではなく、ところどころに粒が残るくらいに。やわらかさの中に食感が生まれ、ぼたもちらしい味わいになります。(お好みによっては、つぶさなくても◎)
ミニコラム|ぼたもちとおはぎの違い
おわりに
ぼたもちは、どこか懐かしくて、ほっとする甘さのお菓子ですね。
乾燥小豆からあんこを炊いて作ると、少し手間はかかりますが、その分、ひと口ごとのやさしさがぐっと増すように感じます。
春のお彼岸や、季節の節目に。
ゆっくりと台所に立ちながら、そんな時間も一緒に味わっていただけたら嬉しいです🌸
▶︎ 春のお彼岸や行事食についてはこちら🔗
季節の食文化とともに、楽しみ方をご紹介しています
(和ごはん歳時記|春分の日と春のお彼岸)
▶︎ 春のお彼岸やひな祭り、3月の行事食はこちら🔗
ひな祭りや春の節目の食卓を、やさしくまとめています
(和ごはん歳時記|3月の行事食)
▶︎ 春が深まる、4月の行事食はこちら🔗
お花見や春の恵みを楽しむ食卓をご紹介しています
(和ごはん歳時記|4月の行事食)

