ジューシーな手羽元を梅干しと鰹節で和風から揚げにしました♪

梅の酸味でお肉がやわらかく、揚げ物でもさっぱりといただけます。
ご飯はもちろん、お酒のお供にもぴったりな一品です。


手羽元の下処理

下処理をしておくことで、臭みを取り除き、味のなじみや火通りをよくすることができます。

  1. 洗う
    手羽元から出たドリップ(赤い血のような水分)はキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。また、骨のまわりに残った血や赤みがあれば、包丁の先や竹串で取り除いておきましょう。
  2. 余分な脂を取る
    黄色っぽい脂や固まりはキッチンばさみでカットします。
  3. 切り込みを入れる
    骨に沿って浅く切り込みを入れると、火が通りやすく味も染み込みやすくなります。
  4. 塩をふる
    軽く塩をふって10分置き、出てきた水分を拭き取ると臭みがやわらぎます。

レシピ|手羽元の梅おかか揚げ

それでは、「手羽元の梅おかか揚げ」の作り方をご紹介します。

下処理を済ませた手羽元を、梅と鰹節の香ばしいタレでからめて揚げるだけ。手軽ながら特別感のある仕上がりです。

  • 手羽元 … 8本
  • 梅干し … 3~4個
  • かつお節 … 小1袋(約4~5g)
  • しょうゆ … 大さじ1
  • 片栗粉 … 適量
  • 揚げ油 … 適量
STEP1
梅ダレを作る

梅干しは種を取り、包丁で叩いてペースト状にする。しょうゆ・かつお節を混ぜ合わせる。

STEP2
下味をつける

下処理した手羽元に梅ダレをもみ込み、15分ほど置いて味をなじませる。

STEP3
揚げる

全体に軽く片栗粉をまぶし、170℃の油でじっくり揚げる。表面がカリッとしたら完成。


美味しく作るポイント

ちょっとしたコツを意識するだけで、さらに仕上がりがよくなります。
こちらにポイントをまとめました。

  • 漬け込み時間は15分程度でOK。長すぎると酸味が強くなります。
  • 油の温度は低め(170℃)からスタートし、最後に高温でカリッと仕上げると中はジューシーに。
  • 仕上げにもうひとつまみ鰹節をふりかけると、香りがさらに立ちます。

アレンジアイデア

同じレシピでも少しアレンジを加えると、飽きずに楽しめます。ご家庭の好みに合わせて工夫してみてください。

  • 大葉入り梅ダレ:刻んだ大葉を加えると爽やかさが増します。
  • 骨なしアレンジ鶏もも肉を一口大に切って同じ味付けで。お弁当にも便利。
  • 甘め仕立て:梅ダレにみりんを小さじ1加えるとやわらかな味に。

迷わない今日の献立(例)

メインが決まったら、副菜や汁物をどう組み合わせるかで悩むもの。
あたたかい季節に食べたいさっぱりメニューでいかがですか?

👉 揚げ物のコクを、副菜や汁物でやさしく引き立てましょう。


コラム|梅干しのやわらか効果

梅干しに含まれるクエン酸には、肉をやわらかくする働きがあります。手羽元のように骨付きで火が通りにくい部位も、下味に梅を加えることで柔らかく仕上がります。

さらに鰹節のイノシン酸とうま味が合わさり、「さっぱり+こく深い」一石二鳥の味わいに。昔ながらの知恵が活きる組み合わせですね♪

おわりに|さっぱりと香ばしさを楽しむ一品

梅のさわやかさと鰹節のうま味が重なり、ひと口ごとに和の風味が広がる「手羽元の梅おかか揚げ」。
揚げ物なのに不思議と重さを感じず、後味は軽やかです。

日々の食卓に少しの変化と楽しみを添える、そんなやさしい一皿になってくれるはずです。ぜひ、レパートリーに加えてみてください♪


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