秋が一層深まり、実り豊かな10月…いい季節ですね♪
運動会や十三夜、近年ではハロウィンなど、行事とともに旬の味覚を楽しむ機会が多い月です。
本記事では、10月ならではの行事食と季節の食材を取り入れた献立アイデアをご紹介します。
10月の行事食カレンダー(2025年)
日付 | 行事 | 行事食 |
---|---|---|
10月6日 | 十五夜(中秋の名月) | 月見団子、里芋(芋名月) |
10月第2月曜日 (10月13日) | スポーツの日 | 運動会弁当、屋外で食べやすいおにぎりなどの軽食 |
10月中旬〜11月上旬 (11月2日) | 十三夜(後の月) | 月見団子、栗、豆類、月見の供え物/おやつ |
10月31日 | ハロウィン | かぼちゃ料理(スープ・コロッケ等)、仮装・モチーフ料理 |
(※)2025年(令和7年)の十五夜(中秋の名月)は10月6日、十三夜は11月2日です。
近年の十五夜は9月、また十三夜は10月になることが多いため、今年は双方のカレンダーで紹介しています。
10月の行事ごとの意味と食文化
ここからは、10月に行われる行事ごとの由来や食べ物の意味を紹介します。
十五夜(中秋の名月)
「十五夜(中秋の名月)」は9月になることが多いため、「9月の行事食まとめ」でとりあげています。
\9月の行事食カレンダーはこちら♪/
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スポーツの日(2025年は10月13日)

10月第2月曜日は「スポーツの日」。
1964年の東京オリンピック開会式を記念して制定された祝日で、もともとは「体育の日」と呼ばれていました。
運動会や地域行事と重なることも多く、屋外で食べやすいお弁当が定番です。
秋の味覚を取り入れつつ、冷めても美味しい和のおかずを用意すると喜ばれますね。
🏃♂️ スポーツの日の献立例
- 主食:おにぎり(鮭・昆布・ゆかりなど3種)
- 主菜:鶏のから揚げ
- 副菜:卵焼き、きんぴらごぼう
- 汁物:豚汁(屋外なら保温ポットで)
- 甘味:ぶどう・りんご
🍱 栄養バランスと食べやすさを意識した「運動会弁当」。ご家庭のスタイルでもちろん◎です。外でも元気が出る彩り豊かなお弁当にしたいですね。
十三夜(後の月)(2025年は11月2日)

十三夜は旧暦9月13日にあたり、十五夜(中秋の名月)の約1か月後に行われる月見の行事です。
日本独自の風習で、平安時代から始まったといわれています。十五夜が「芋名月」と呼ばれるのに対し、十三夜は「栗名月」「豆名月」と呼ばれ、豊穣に感謝をこめて栗や豆、月見団子など季節の収穫物を供えたり食べたりします
お月見は、十五夜と十三夜の両方をセットで祝うのが縁起良いとされていました。これを「二夜の月(ふたよのつき)」という、なんとも粋な呼び方があります。
一方で、片方だけを祝うことは「片月見」と呼ばれ、忌み事とされていました。
ハロウィン(10月31日)

近年日本でも定着してきたイベントです。もともとはケルト民族の収穫祭が起源で、悪霊を追い払う宗教的な意味合いがありました。
秋の行事として、仮装や装飾を楽しんだり、見た目もテーマ性を持たせた「かぼちゃ料理」を取り入れたメニューやスイーツを楽しむご家庭も多いようです。
和食に取り入れる場合は、炊き込みご飯やあんかけ、羊羹などでアレンジすると自然に季節感が出ます。
ハロウィンの献立例
- 主食:かぼちゃ入りクリームシチュー+パン
- 主菜:かぼちゃコロッケ
- 副菜:紫キャベツとブロッコリーのサラダ
- 汁物:パンプキンポタージュ
- 甘味:パンプキンプリン+さつまいものクッキー
🎨 色合いも楽しむハロウィンメニュー。かぼちゃを主役に、見た目にも楽しい食卓に仕上がります。
10月に旬を迎える食材とおすすめ料理
食材 | 特性・旬時期 | 料理例 |
---|---|---|
栗 | ほくほく、甘みが増す季節。お菓子だけでなくご飯ものにも使われる。 | 栗ごはん、栗きんとん、栗おこわ、栗の甘露煮、渋皮煮 |
豆(大豆・枝豆など) | 十三夜の供え物にも使われる。味噌、煮豆などにも。 | 豆ご飯、煮豆、豆サラダ |
かぼちゃ | 甘み・ホクホク感があり、ハロウィン料理の定番。 | かぼちゃのスープ、グラタン、コロッケ、煮物、そぼろ餡掛け |
りんごなど果物類 | 台風後などに出回るものもあり、甘味が秋の味。 | そのままでも、コンポート、アップルパイなど |
根菜類 | 寒さに備えて体を温める料理に向く。 | 根菜の煮物、お味噌汁、きんぴらなど |
おわりに|秋の恵みを暮らしに
10月は、実りと彩りが食卓にあふれる季節。嬉しい反面、過ごしやすい気候で食欲も増して、ついつい食べすぎてしまう危険な季節でもありますね^^;
秋の行事をきっかけに、少し行事食を取り入れてみてください。特別な季節感を感じて、家族との会話も自然とはずんだりして、とても豊かな食卓になります。
とはいえ決して気負わず、できるところから試してみてくださいね。
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