さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

夏から秋にかけて旬を迎える空芯菜(くうしんさい)。以前はなかなか見かけない野菜でしたが、最近でスーパーなどでも見かけるようになりました。

シャキッとした食感が魅力の空心菜は、炒め物にするのが断然オススメ!歯切れがよくてとっても美味しいです♪

今回は空心菜とじゃこ、にんにくをしょうゆで炒め合わせ、和風の副菜としてご飯がぐっと進む一皿にしました。

火の通りが早く、調理時間も短いのが嬉しいポイントです。


レシピ|空芯菜とじゃこのにんにく醤油炒め

  • 空芯菜…1束
  • ちりめんじゃこ…大さじ2
  • にんにく…1片
  • ごま油…小さじ2
  • しょうゆ…小さじ2
  • 酒…大さじ1
STEP1
空芯菜を切り分ける

空芯菜は5cmほどの長さに切り、火の通りに差が出るので茎と葉を分けておく。

STEP2
にんにくを香りよく炒める

フライパンにごま油と薄切りにしたにんにくを入れ、弱火でじっくり加熱して香りを引き出す。

STEP3
茎を先に炒める

香りが立ったら火を中火にし、まずは茎を加えて炒める。食感を残しながらもしんなりするまで加熱する。

STEP4
葉とじゃこを加える

茎がやわらかくなったら葉とじゃこを加え、醤油と酒をまわしかけ、強火でサッと炒め合わせる。

STEP5
器に盛り付ける

全体に火が通ったらすぐに火を止め、器に盛り付けて完成。

美味しく作るコツ

空芯菜は火の通りが早いため、炒めすぎず強火で手早く仕上げるのがポイントです。

じゃこは仕上げに加えることで、香ばしさとカリッとした食感を残すことができます。

にんにくは弱火からじっくり加熱すると、香りは立ちながら焦げつかず、料理全体にやさしく風味が広がります。

空芯菜は炒めると色が変わりやすいので、残念なら作り置きにはあまり向きません。食感も落ちてしまうので、ぜひ、できたてをしっかり味わってください^^


ミニコラム|空芯菜ってどんな野菜?

空芯菜(クウシンサイ)は、「エンサイ(莚菜)」や「ヨウサイ(蕹菜)」とも呼ばれる、東南アジア原産の夏野菜です。

その名の通り、茎の中心が空洞になっているのが特徴。暑さに強く、日本では沖縄や九州を中心に栽培されています。

ビタミンA・C、カルシウム、鉄分などが豊富で、夏バテ防止や貧血予防にも効果的といわれています。

クセがなく、にんにくや油との相性が抜群!中華料理の定番ですが、今回のように「じゃこ+醤油」で和風に仕立てると、ご飯のおかずとしてもぴったりです♪


空芯菜炒めのアレンジレシピ

定番の味付けに少し工夫を加えるだけで、いつもの炒め物が新鮮に。気分や食卓に合わせて、いろいろな味わいを楽しめます。

豆板醤輪切り唐辛子を加えて炒めれば、ピリッと辛味がアクセントになり、お酒にも合う一品に。

仕上げに白ごまをふったり、すりごまを加えると、香ばしさとコクが増して和風らしさが引き立ちます。

醤油の一部をオイスターソースに替えると、旨みと深みが加わり、ご飯により合う味わいになります。

最後に溶き卵を流し入れて炒め合わせれば、ボリュームアップ。主菜にもなる満足感のある仕上がりに


空芯菜炒めのアレンジレシピ

定番の味付けに少し工夫を加えるだけで、いつもの炒め物が新鮮に。気分や食卓に合わせて、いろいろな味わいを楽しんでみてください。

豆板醤や輪切り唐辛子を加えて炒めれば、ピリッと辛味がアクセントになり、お酒にも合う一品に。

仕上げに白ごまをふったり、すりごまを加えると、香ばしさとコクが増して和風らしさが引き立ちます。

醤油の一部をオイスターソースに替えると、旨みと深みが加わり、ご飯により合う味わいになります。

最後に溶き卵を流し入れて炒め合わせれば、ボリュームアップ。主菜にもなる満足感のある仕上がりに。


おわりに|夏の食卓を彩る一皿に

空芯菜は火を通すとシャキッとした歯ごたえが残り、じゃことにんにくの香ばしさが加わることで、ご飯にぴったりの副菜に仕上がります。

炒めるだけの簡単調理なので、忙しい日の食卓でも頼れる存在。アレンジ次第でおつまみにも、主菜の付け合わせにもなるので是非ためしてみてください。

暑さが続く季節こそ、旬の野菜を食べて体に元気を届けたいですね~♪


💡 献立のヒント(おまけ)

主菜は塩サバや鮭の塩焼きなど魚料理を。
汁物は豆腐やなめこのすまし汁でさっぱり。
ご飯は雑穀米や冷やし茶漬けで軽やかに。

食欲がなくなりがちな夏には、全体的にさっぱり食べられて、なおかつスタミナも付けられる献立がベストですね♪よかったら参考にしてみてください。


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