~さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所~
日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)。
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。
やわらかく煮たかぶに、鶏そぼろのあんをとろりとかけて。
見た目にも上品で、口にふくむとほっとするような優しい味わいです。
冬の行事食やおもてなしの小鉢にもぴったりな一品。冷めても美味しく、日々のごはんにも重宝します。ぜひ試してみてくださいね♪
レシピ|かぶのそぼろあんかけ
材料(2〜3人分)
- かぶ(中サイズ)…3個
- 鶏ひき肉…100g
- だし汁(かぶを煮る用)300ml
- だし汁(そぼろあん用)…100ml
- しょうゆ…小さじ2
- みりん…大さじ1
- 片栗粉…小さじ1(水小さじ2で溶く)
- ゆずの皮(あれば)…適量
作り方
かぶは皮をむき、4〜6等分に切る。鍋にだし汁を入れ、弱めの中火でやわらかくなるまで煮る。少し透明になってきて竹串がスッと通ればOK。

別の鍋で鶏ひき肉を炒め、火が通ったらだし汁100ml・しょうゆ・みりんを加えて軽く煮る。

火を弱め、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。照りが出るまでよく混ぜる。

煮たかぶを器に盛り、上からそぼろあんをたっぷりとかける。最後に柚子の皮(表皮を2㎜角に刻んだもの)をのせて完成♪

美味しく作るポイント
あんはやや濃いめに
淡白なかぶの甘みを引き立てるため、味をややしっかりめに整えるのがおすすめです。
しょうがを添えて冬の香り
仕上げにおろししょうがを添えると、香りと温かみが加わり冬らしい味わいに。

そぼろあんが残ったら…
豆腐や厚揚げ、ご飯にかけても美味しいですよ。
保存の目安
冷蔵保存:2〜3日
- 保存容器は必ず密閉できるものを使用し、乾燥を防ぐ。
- かぶとそぼろあんは 一緒に保存してOK。ただし、汁気が少ないと乾きやすいので、あんを少し多めにしておくと状態が保ちやすいです。
- 食べるときは、弱火でゆっくり温め直すと、かぶが崩れにくく綺麗に仕上がります。
- 再加熱時にとろみが緩んだ場合は、片栗粉を少量追加して調整してもOK。
冷凍保存:おすすめしない
- とろみの主役である片栗粉が、冷凍→解凍で分離して水っぽくなるため、食感が大きく損なわれます。
- かぶ自体も解凍すると繊維が壊れてスカスカになりやすいため、料理としての完成度が下がります。
- どうしても冷凍したい場合は、
- そぼろあんのみ冷凍(2〜3週間)ならおすすめです。
- 食べる直前にかぶを煮て仕上げにあんをかける
が最も品質を保ちやすい方法です。
作り置きとしてのコツ
- 油分が固まりがちなので、一度温めてから盛り付けると綺麗に戻ります。
- そぼろあんの味が日ごとに染み込むので、2日目のほうが美味しいという声もある料理です。
おわりに|ほっとする味わいを食卓に

やわらかいかぶに、あたたかいそぼろあん。
ひと口食べると、ふっと肩の力が抜けるような、やさしい一品です。
特別な材料はいらないので、ふだんの何気ないごはんの日にも、行事やおもてなしにも喜ばれる料理です。
季節の変わり目や寒い日には、ぜひあたたかい餡をタップリのせて、味わってみてください^^。
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