さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

れんこんのシャキッとした歯ざわりに、にんじんのやさしい甘み。
ほんのり甘辛い味つけに仕上げると、どこかほっとするような定番のおかずになります。

さっと炒めるだけで作れて、作り置きにも、お弁当にも便利。
気づくと何度もリピートしてしまう、そんな素朴で頼れるきんぴらです。


レシピ|れんこんとにんじんのきんぴら

  • れんこん…100g
  • にんじん…1/3本
  • 鷹の爪(輪切り)…少々
  • 【A】 しょうゆ…小さじ2
  • 【A 】酒…小さじ2
  • 【A 】みりん…小さじ2
  • 油(サラダ油・こめ油など)…大さじ1/2
  • ごま油…小さじ1/2
  • 白いりごま…小さじ2

STEP1
下ごしらえ
  • れんこんは皮をむき、2〜3mmの輪切り(太い場合は半月切り)にする。5分ほど水にさらし、ザルに上げて水けをしっかり切る。
  • にんじんは長さ4cmの細切りにする。
STEP2
炒める

フライパンに油を入れ、れんこん・にんじん・鷹の爪を入れて中火で約2分炒める。

STEP3
味つけ

【A】(しょうゆ・酒・みりん)を加え、水分がほとんどなくなるまで炒め煮にする。

STEP4
仕上げ

ごま油と白いりごまを加え、全体をざっと混ぜて完成。


美味しく仕上げるポイント

ごま油は最後に加えて香りを残す
ごま油は高温で長く加熱すると香りが飛ぶため、仕上げに回しかけると風味がぐっと引き立ちます。
最初からごま油で炒めたい場合も、最後にひとたらし加えるのがおすすめです。

◆ れんこんは薄め×水さらしでシャキッと
2〜3mmの薄切り+軽い水さらしで、えぐみがとれて心地よい歯ざわりになります。

ミニコラム|れんこんの穴にこめられた縁起

れんこんの穴は「先の見通しがよい」とされ、お正月料理にもよく登場します。
シンプルな炒めものでも、季節の行事とつながる小さな食文化の楽しさがあります。行事食としても添えられる便利な一品です。


こんなアレンジも

シンプルな料理だからこそ、自分好みのアレンジも楽しめます♪

  • 甘辛度アップ:みりんを少し増やして照りを強めに。お弁当のおかずには最適です。
  • 食感プラス:ごぼうやこんにゃくを加えても。
  • 辛さ強め:鷹の爪を追加 or 七味を仕上げに。お酒のおつまみにもピッタリです。
  • ごま風味濃厚に:すりごまを最後に少し足すのも◎

保存方法

粗熱がしっかり取れてから、清潔な保存容器に入れて保存します。
れんこんは時間がたつほど味がなじむので、翌日以降はよりしっとりとした美味しさが楽しめます。

  • 冷蔵保存:2〜3日
    密閉容器に入れ、冷蔵庫のチルド付近での保存がおすすめです。
    水けが残っていると傷みやすいので、加えるときはよく混ぜてから。
  • 冷凍保存:向きません
    れんこんは冷凍すると食感が変わりやすく、シャキッと感が損なわれてしまいます。
    冷蔵で食べきれる量で作るのがベストです。

温め直す場合は電子レンジで軽く温めるか、
ごま油を少し足しながらサッと炒め直すと風味が戻ります。


おわりに|今日から頼れる定番おかずに♪

れんこんとにんじんの甘辛炒めは、特別な材料がなくてもすぐ作れる気軽さが魅力。
忙しい日でも、シャキッとした歯ごたえとごま油の香りが食卓をちょっと豊かにしてくれます。

明日の作り置きに、お弁当の彩りに、ぜひお役立てください。


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