~さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所~
日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)。
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。
寒い季節になると、ふと食べたくなるのが“焼いただけの大根”。
え?大根の塩焼き?…と思われるかもしれませんが、大根にじっくり火を通すと、表面はこんがり、中はほくっと甘くて、塩だけで十分ごちそうになります。
難しいことは何もいらないけれど、ゆっくり焼いている時間さえもなんだか心地よい——そんな冬の台所にぴったりの一皿です。
レシピ|大根の塩焼き
材料(2〜3人分)
- 大根…2〜3cm厚の輪切り数枚
- 塩…少々
- 油…少々
- ゆずの皮(なくても◎)適量
作り方
大根を厚さ2㎝の輪切りにして皮をむき、表面に軽く塩をふってなじませる。

フライパンに油を薄くひき、大根を並べる。

弱火〜中弱火で、両面にじっくり焼き色をつける。

竹串がすっと通ったら、仕上げにひとつまみの塩をふる。

お好みで柚子の皮をのせる。

コツ・注意点
- 下茹では不要です。 生のまま焼いたほうが、甘みが凝縮して美味。
- 厚く切るほど“ほくほく”とした食感に。その分、時間はかかるので弱火でじっくり火を通しましょう。
- オイルは控えめにして、大根そのものの風味を楽しむと◎。

焦らずじっくり火を入れましょう。大根の甘みが引き出されます。
おわりに|冬の台所が好きになる一皿
とてもシンプルな料理なのに、焼けた大根の甘さと香ばしさは格別。
寒い季節、湯気の立つフライパンをのぞき込みながら、ゆっくり焼き上がる時間もまた楽しみのひとつです。
おかずにも、おつまみにも。冬の台所をほっと満たしてくれる一品です。
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