さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

カリッと軽くて、ほんのり甘い。素朴だけど旨味がギュッと詰まった菊芋チップスのご紹介です♪

菊芋ってどうやって食べるの?という方にも作りやすく、初めての菊芋料理にぴったりのひと品。
皮ごと揚げたときの香ばしさと、菊芋特有のやさしい甘みは、ほんの少しの塩を添えるだけで驚くほど引き立ちます。

菊芋の素朴なおいしさをぜひ味わってみてください♪


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レシピ|菊芋チップス

菊芋と油、塩だけで作れる手軽さも魅力のひとつ。
お好みの香りを添えれば、味わいの幅がぐっと広がりますよ。

  • 菊芋…150g程度
  • 揚げ油…適量
  • 塩…少々
  • パセリ(乾燥)…適量(なくても◎)
    (お好みで:黒こしょう、青のり、カレー粉、七味唐辛子などでも)

干す・揚げるの2ステップで、菊芋の風味を引き立てる作り方です。

STEP1
菊芋を切る

菊芋はタワシでよく洗い、皮つきのまま1〜2㎜ほどの薄切りにする。(
※皮に風味があるため、そのまま使うのがおすすめです。

STEP2
半日干して、うま味を凝縮

ザルに広げ、風通しのよい日なたで半日ほど天日干しする。
※軽くしんなりして、表面の水分が抜けた状態がベスト。

STEP3
カリッと揚げる

フライパン(または浅めの鍋)に油を入れて160〜170℃に温め、菊芋を重ならないように入れて揚げる。
薄いきつね色になったら、網に上げて油を切る。

STEP4
味をつける

熱いうちに塩をふる。お好みのフレーバーもこのタイミングで。


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美味しく作るコツ

仕上がりをぐっと良くするポイントをまとめました。慣れていない方でもサクッと軽い食感に近づけます。

  • 薄く切るほどカリッと仕上がるので、1〜2mmを目安に。スライサーを使っても◎
  • 半日干しは旨味と食感をよくする大事な工程。ペーパーで水気をよく拭いてから干すと仕上がりが軽くなります。
  • 揚げすぎると苦味が出やすいので、薄いきつね色で引き上げるのがポイント。
  • 低温でじっくり → 最後に少しだけ温度を上げると、よりパリッと仕上がります。

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アレンジいろいろ

味つけ次第で、おやつにもおつまみにも変わる菊芋チップス。定番から和の風味まで、気分で楽しめるバリエーションです。

  • 青のり塩:和の香りでおつまみにぴったり。
  • 黒こしょう:ほんのりスパイシーでサラダにも合う。
  • カレー粉:子どもにも人気の味。
  • 七味唐辛子:冬にうれしい、少し温まる風味。

どれも美味しいですが、個人的にはカレー味がお気に入りです^^


保存方法

揚げたてのおいしさを保つポイントは、完全に冷ましてから密閉容器へ。湿気に弱いので、当日〜翌日までに食べ切るのがおすすめです。

もし湿気てしまったら、オーブントースターで軽く温め直すとカリッと戻ります。


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おわりに|冬の台所で楽しむ、小さなおやつ

菊芋は、生で食べられるほど水分の多い野菜ですが、薄く切って干して揚げると、驚くほど風味が際立ちます。
クセが少なく、どなたでも食べやすいので、「初めての菊芋レシピ」にもぴったりです。

揚げたての香ばしさも、冷ましてからの軽い歯ざわりも、素朴な中に菊芋の美味しさがギュッと詰まっています♪
小腹が空いたときや気分転換したいときにもおすすめの、やさしい“季節のおやつ”。
ぜひ気軽に試して、菊芋のおいしさを存分に味わってみてくださいね。


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