~さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所~
日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)。
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。
冬になると、店先に並ぶ赤大根。切り口の鮮やかな色に、思わず手が伸びる方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな赤大根の色味と持ち味を楽しめる基本の甘酢漬け。
余計な材料は使わず、酢と砂糖、ほんの少しの塩だけ。シンプルだからこそ、赤大根そのものの風味が際立ち、食卓に添えれば、季節を感じるひと皿になります。
箸休めに、作り置きに、そして冬の常備菜として。
まずはこの基本のかたちから、赤大根の美味しさを味わってみてください。
レシピ|赤大根の甘酢漬け
材料(作りやすい分量)
・赤大根…200g
・酢…大さじ3
・砂糖…大さじ1
・塩…少々
作り方
赤大根は皮ごと使い、1~2mmほどの薄切りにする。
大きければ半月切りやいちょう切りでもOK。

ボウルに、酢・砂糖・塩を入れてよく混ぜる。

保存容器に赤大根と調味液を入れて、全体をなじませる。
落しラップをして冷蔵庫で1~2日置くと味がなじんでくる。

美味しく作るポイント
・皮はむかずに使う
赤大根の色素は皮の近くに多いため、皮付きのままがきれいに仕上がります。
・薄切りが基本
薄く切るほど短時間で味が入り、色も均一になります。
・甘さは控えめ
砂糖を入れすぎないことで、赤大根本来の風味が引き立ちます。
保存の目安
・冷蔵保存で約1週間
清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存すれば、1週間ほど日持ちします。
甘酢の酸と塩分があるため、比較的保存性の高い副菜です。
・清潔に扱うのが長持ちのコツ
取り分ける際は清潔な箸を使い、食べ残しを戻さないようにします。
保存中はしっかりと大根が漬け汁に浸かっている状態を保ちます。
・味と色の変化について
時間が経つにつれて、色はやや落ち着き、味はまろやかになります。
風味よく食べられるのは、作ってから3〜5日頃です。
こんなひと工夫♪
・唐辛子で後味を引き締めて
輪切り唐辛子を少量加えると、甘酸っぱさの中にピリッとしたアクセントが生まれます。
・千切りにしてなます風に
細めの千切りにすると、口当たりが軽くなり、なますのような感覚で楽しめます。行事食や副菜にも使いやすい形です。
おわりに|色も味も、冬を楽しむひと皿
赤大根の甘酢漬け…時間とともに色が変わり、味がなじんでいく様子は冬の台所ならではの楽しさがあります。
冬の食卓をパッと明るくしてくれる嬉しい存在。箸休めとして添えたり、作り置きにして少しずつ味わったり。日々のごはんの中で、無理なく取り入れられるのも魅力です。
赤大根の持つ自然な色合いと、やさしい甘酸っぱさを、季節のひと皿として是非楽しんでみてください♪
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