さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

寒い季節になると、ふと食べたくなるのが“焼いただけの大根”。
え?大根の塩焼き?…と思われるかもしれませんが、大根にじっくり火を通すと、表面はこんがり、中はほくっと甘くて、塩だけで十分ごちそうになります。

難しいことは何もいらないけれど、ゆっくり焼いている時間さえもなんだか心地よい——そんな冬の台所にぴったりの一皿です。


レシピ|大根の塩焼き

  • 大根…2〜3cm厚の輪切り数枚
  • 塩…少々
  • 油…少々
  • ゆずの皮(なくても◎)適量

STEP1
大根に下味をつける

大根を厚さ2㎝の輪切りにして皮をむき、表面に軽く塩をふってなじませる。

STEP2
フライパンで焼き始める

フライパンに油を薄くひき、大根を並べる。

STEP3
弱火〜中弱火でじっくり

弱火〜中弱火で、両面にじっくり焼き色をつける。

STEP4
仕上げの塩で味をととのえる

竹串がすっと通ったら、仕上げにひとつまみの塩をふる。

STEP5
盛り付け

お好みで柚子の皮をのせる。


コツ・注意点

  • 下茹では不要です。 生のまま焼いたほうが、甘みが凝縮して美味。
  • 厚く切るほど“ほくほく”とした食感に。その分、時間はかかるので弱火でじっくり火を通しましょう。
  • オイルは控えめにして、大根そのものの風味を楽しむと◎。

焦らずじっくり火を入れましょう。大根の甘みが引き出されます。


ミニコラム|簡単アレンジで楽しむ

火が通った大根に、

  • かつお節
  • バター+粗びき黒こしょう
  • ごま油+七味
    もよく合います。
    味付けは控えめにして、ぜひ大根そのものの味を主役に。
    いろいろと試してみてください♪

おわりに|冬の台所が好きになる一皿

とてもシンプルな料理なのに、焼けた大根の甘さと香ばしさは格別。
寒い季節、湯気の立つフライパンをのぞき込みながら、ゆっくり焼き上がる時間もまた楽しみのひとつです。

おかずにも、おつまみにも。冬の台所をほっと満たしてくれる一品です。


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