日々の食卓でとても頼れる常備菜、干し椎茸の炒め煮を紹介します。
ごはんのお供にはもちろん、お弁当のちょっとした隙間に、夕食の副菜がもう一品ほしいときにも、ちょこっと添えられる嬉しい存在。
戻し汁の旨みを生かして水気がなくなるまで炒めることで、味がしっかりなじみ、時間が経ってもおいしさが続きます。
冷蔵庫にあるととても便利な一品です。
干し椎茸の戻し方や種類、使い分けについては、別記事「干し椎茸とは|旬・種類・戻し方・保存方法」で、まとめています。
干し椎茸の使い方を知りたい方はこちらもあわせてどうぞ。
レシピ|干し椎茸の炒め煮
材料(作りやすい分量)
- 干し椎茸 3~4枚
※戻した状態で約150g - 椎茸の戻し汁 大さじ3
- しょうゆ 小さじ2
- 砂糖 小さじ1
- サラダ油 小さじ1
下準備|干し椎茸の戻し方
干し椎茸は軽く洗い、冷水に浸してゆっくり戻す。
(小さく薄いもので2~4時間、大きく厚いもので6~12時間が目安)
※時間がない場合は、ぬるま湯(30〜40℃)で30分ほど戻す方法もありますが、うま味がやや控えめになります。
※戻し汁は濁りの少ない上澄みを使うと、雑味が出にくくなります。
作り方
戻した干し椎茸は軽く絞り、4~5mm幅の細切りにする。

フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、椎茸を入れて炒める。

油がなじんだら、戻し汁・しょうゆ・砂糖を加える。

水気がなくなるまで、焦がさないように混ぜながら炒め煮にする。

おいしく作るポイント
難しいことはせず、干し椎茸の旨みを生かすことを意識します。
椎茸は絞りすぎず、ほどよく水分を残す
戻し汁を含んだ水分が残っていることで、炒めたときに旨みが中まで行き渡ります。強く絞ると、風味まで抜けてしまうので軽く押さえる程度で十分です。
煮るではなく、炒める
汁気を加えてからは、鍋底に水分をためず、返しながら少しずつ飛ばすのがポイント。炒め煮にすることで、味が表面だけでなく椎茸全体にまとまります。
照りが出て、水分が残らない状態が仕上がりの目安
フライパンに水分がなくなり、椎茸に自然な照りが出たら食べごろ。べたつかず、冷めても味がぼやけにくいので、常備菜やお弁当にも向いています。
保存と使い道
保存の目安
清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
水分をしっかり飛ばして仕上げているため、2~3日ほどは風味よく楽しめます。
便利な使い道
ご飯のお供として
そのまま小鉢に盛って、あたたかいごはんに添えるだけ。噛むほどに干し椎茸の旨みが広がり、素朴ながら満足感のある一品になります。
ご飯ものの具材に
刻んで炊き込みご飯や混ぜご飯に加えると、干し椎茸の風味が全体になじみ、味に奥行きが生まれます。
少量でも存在感があるので、使いすぎなくて済むのも常備菜向きです。
副菜・アレンジに
卵焼きの具に混ぜたり、ちらし寿司の一品として添えたり。精進料理や、あっさりした献立の副菜としても、主菜を引き立てる役割をしてくれます。
おわりに|干し椎茸は、優秀な旨み食材
今回のように、干し椎茸は、戻し汁まで使って炒め煮にすれば、特別なことをしなくても、しっかりとした旨みが残ります。
常備菜として冷蔵庫に入っていると、お弁当のすき間や、夕食の副菜に「これがあってよかった」と思える場面が増えていきます。
気負わず使えて、毎日のごはんにそっと寄り添ってくれる——
干し椎茸は、家庭の台所にうれしい、頼れる旨み食材です。
今回の炒め煮で使った干し椎茸について、種類の違いや戻し汁の扱い方、保存の目安などは、素材図鑑の記事で詳しく紹介しています。
乾物の扱いに慣れてくると、料理の幅も自然と広がります。
干し椎茸と同じく、乾物ならではの旨みと使いやすさを持つ食材が高野豆腐の戻し方・使い方・定番料理は、こちらで紹介しています。
