さしすせそ歳時記|季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所

日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。

秋が深まり、さつまいもが甘みを増しておいしい季節。
蒸したり焼いたり、いろんな楽しみ方がありますが、今回はレモンの香りをスッキリときかせた「さつまいものレモン煮」をご紹介します。

甘くほくほくしたさつまいもに、レモンの酸味が加わると、あと口がすっきり♪
煮汁ごと冷やしておけば、しっとりした食感とさわやかな香りが広がります。

お茶請けや食卓の箸休め、お弁当のおかずにもぴったりな一品です。


レシピ|さつまいものレモン煮

材料分量
さつまいも小3本(約400g)
砂糖(上白糖またはグラニュー糖)大さじ3~4
400ml
レモン汁大さじ1
レモンスライス(国産・皮ごと)4~5枚
ひとつまみ
STEP1
さつまいもの下ごしらえ

さつまいもは1cm厚の輪切り(または半月切り)にし、水に10分ほどさらしてアクを抜き、ザルに上げて水を切っておく。

STEP2
煮る

鍋にさつまいもを並べ、水・砂糖・塩も加えて火にかけ、沸騰したら弱火に。落としぶたをして、竹串がすっと通るまで10〜12分ほど煮る。

STEP3
レモンを加える

さつまいもが柔らかくなったら、レモンスライスとレモン汁を加え、さらに2〜3分煮る。

STEP4
仕上げ

火を止め、そのまま煮汁に浸したまま冷ます。

美味しく作るコツ

  • レモンは最後に加えるのがポイント
     早く入れると苦みが出やすいので、さつまいもがやわらかくなってから加えましょう。
  • 水にさらしてアク抜き
     切ったあとすぐに水にさらすことで、変色を防ぎ、すっきりとした味わいになります。
  • 冷やしてもおいしい
     粗熱をとってから冷蔵庫で一晩おくと、より甘酸っぱく、味がなじみます。

保存

  • 冷蔵保存:密閉容器に入れて 3日ほど
  • 冷凍保存:1食分ずつラップに包み、 約2週間
     → 解凍は自然解凍または電子レンジの弱モードで。

冷凍するときは、崩れやすいので少し固めに煮るのがおすすめです。


アレンジ

  • はちみつをプラス
    はちみつを小さじ1ほど加えると、よりまろやかな甘さになります。
  • シナモンで洋風デザートに
    仕上げにシナモンパウダーをふれば、洋風デザートのような上品な一品になります。
  • トッピングに
    小さく切ってトーストやヨーグルト、アイスクリームに添えるのも◎。

ミニコラム|レモンの香りで、旬を引き立てる

レモンの酸味は、さつまいもの甘みをきりっと引き締めてくれます。
また、ビタミンCやクエン酸を含み、疲労回復や美肌効果も期待できる食材。
昔から保存食や甘露煮にも取り入れられ、「酸で色を保ち、香りで季節を楽しむ知恵」として受け継がれてきました。

特に国産レモンが出回る秋〜冬は、皮ごと使って香りを生かすのがおすすめです。


おわりに|やさしい甘酸っぱさで、ほっと一息

手に入りやすい材料で、手順もシンプル。
だけど、口に入れるとやさしい甘さと香りが広がって、とても上品な一品です。

お客様がきたときのお茶請けに、夕方の食卓に、小さな器で添えるだけでも、どこかほっとする嬉しい存在。
ぜひ季節のさつまいもで、やさしい酸味を楽しんでみてください。


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