ゆでたての枝豆の緑と、ひじきの深い黒。対照的な色合いが美しく映える、夏の副菜「枝豆とひじきの白和え」です。

ひと口食べれば、枝豆のほくっとした甘みと、ひじきのやさしい磯の香りが広がります。

豆腐を使ったなめらかな和え衣が全体をやさしく包み込み、落ち着きのある和の一皿に仕上がります。おもてなしの一品にもオススメ♪


海と畑の調和

畑で育つ「枝豆」と、海の恵み「ひじき」。異なる場所で育った二つが出会うことで、器の上に「海と畑の調和」が生まれます。

こうした組み合わせによる食の豊かさを大切にするのは、日本料理をはじめとする和食ならでは考え方です。

ちいさな副菜ですが、季節と和ごころが反映されている一皿です♪


レシピ|枝豆とひじきの白和え

  • 枝豆(塩ゆでしてさやから出す)…100g
  • ひじき(乾燥)…5g
  • 木綿豆腐…1/3丁
  • 白いりごま…大さじ1
  • 味噌…小さじ2
  • しょうゆ…小さじ1/2
  • 砂糖…小さじ1
  • 塩…少々(お好みで調整してください)

STEP1
豆腐の水切りと下ごしらえ

豆腐はしっかり水切りして余分な水分を抜いておく。(キッチンペーパーに包み、重しをして20~30分おく)

STEP2
和え衣を作る

白いりごまをすり、豆腐に味噌・しょうゆ・みりん・塩を加えて和え衣を作る。

STEP3
ひじきの下ごしらえ

ひじきは水で戻したあと、さっと下ゆでしてから軽く水にさらし、水気をしっかり切る。

STEP4
仕上げる

枝豆とひじきを和え衣であえ、器に盛りつける。


おいしく作るコツ

  • 豆腐はしっかりと水切りをしましょう。水っぽくなるのを防ぐことと、特に作り置く場合などは、あとから水が出てくるので、よりしっかりと水切りをしておく必要があります。
  • ひじきは下茹でしてから、軽く冷水にさらすことで、クセや香りがやわらいで食べやすくなります。

アレンジアイデア

ちょっとした工夫で、味わいや雰囲気が変わります。気分やシーンに合わせて楽しんでみてください。

和え衣にほんの少し加えると、爽やかな辛味が広がり、夏らしい大人の味わいになります。

コリコリした食感が加わり、食物繊維も豊富に。作り置きの常備菜にもぴったりです。

白味噌を使えば、ほんのり甘く上品な仕上がりに。柚子皮をすりおろして散らすと料亭風の一皿になります。

仕上げに青じそ柚子皮を添えると、香りが立って「香味白和え」として楽しめます。見た目も涼やかで、夏のおもてなしにぴったりですよ♪


ミニコラム|枝豆とひじきの栄養

枝豆は大豆の若採りで、たんぱく質ビタミンB群が豊富。夏の疲れをやわらげる効果も期待できます。
一方、ひじきは食物繊維ミネラルがたっぷり。海の野菜とも呼ばれ、昔から日常の食卓を支えてきました。
この二つを組み合わせることで、身体にうれしいバランスのよい副菜になります。

おわりに|和食の-粋-を食卓に

豆腐とゴマのしっとりとした口あたりの中に、枝豆の甘みとホクホク感、ひじきの香りが広がって、上品なのに食べ応えのある白和えができます。

白×黒×緑の彩りが、和食独特で、まさに日本の美意識が映し出されているような気がしてとても気に入っています。ぜひ食卓を「粋」に彩る一品にしてみてください。


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