～さしすせそ歳時記｜季節の食材と和の調味料で楽しむ、四季の台所～
日本の台所には、昔から受け継がれてきた「さしすせそ」の知恵があります。
砂糖（さ）・塩（し）・酢（す）・醤油（せ）・味噌（そ）。
それぞれの調味料は、旬の食材を引き立て、季節の食卓を豊かに彩ってくれます。
このシリーズでは、旬の恵みと和の調味料を組み合わせた、季節感あふれるレシピをご紹介します。
ずいき（芋茎）は、里芋の葉柄を食べるめずらしい野菜。郷土料理として親しまれている地域もあれば、馴染みのない地域もあります。
芋茎料理は、しゃきっとした歯ごたえと素朴なうま味が特徴。
今回は、調味料をからめて炒めるだけの「甘辛炒め」の紹介です。
香ばしい香りとやさしい甘辛味で、ホッとする一品です♪
芋茎の甘辛炒めレシピ
材料（2〜3人分）
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ずいき（下ゆで済み） | 200g |
| ごま油 | 小さじ1 |
| しょうゆ | 大さじ1 |
| みりん | 大さじ1 |
| 砂糖 | 小さじ1 |
| 七味唐がらし（お好みで） | 適量 |
作り方
下ゆでしたずいきは3〜4cmほどの長さに切り、水気を拭き取る。（切ってから茹でてもOK）
水分が残っていると油はねの原因になるので、しっかり切っておきましょう。
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フライパンにごま油を熱し、ずいきを入れて中火で2〜3分炒める。
全体に油がまわり、香ばしい香りが立ってきたらOK。
しょうゆ・みりん・砂糖を加え、全体にからめながら炒める。
汁気がほとんどなくなり、つやが出てくるまで火を通したら完成。
器に盛り付け、お好みで七味唐辛子などをかける。
美味しく作るコツ
火加減は中火で
焦げつかせないように、中火〜やや弱火でじっくりと。
調味料が煮詰まって照りが出る瞬間が仕上げのタイミングです。
味のなじみは余熱で
炒め終わったあと、2〜3分置くと味が落ち着き、よりおいしくなります。
保存方法
- 冷蔵保存： 密閉容器に入れ、冷蔵で3〜4日ほど。
- 冷凍保存： 小分けにしてフリーザーバッグへ。自然解凍またはレンジで温めて。
味がしっかりしているので、お茶請け、お弁当のおかずにもぴったりです。
アレンジいろいろ
- 白ごまをふって： 香ばしさが増して風味豊かに。炒め上がりに加えるのがおすすめ。
- 七味唐辛子を少し： ピリッとした辛みで、おつまみにも合います。
- 油揚げやちりめんじゃこを加えて： ボリュームと旨味がアップ。
- すだちをしぼって： 甘辛味にさわやかな酸味が加わります。
おわりに｜地味だけど名わき役
ずいきの甘辛炒めは、どこか懐かしい味がするおかず。
煮るよりも軽やかで、炒めることで香ばしさがぐっと引き立ちます。
ご飯のおともにも、晩酌のおつまみにも。さっと炒めて、旬の味覚を楽しんでください。
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