芋茎(ずいき)は、里芋の茎(葉柄)を乾かしたり煮たりして食べる、素朴な伝統野菜です。その芋茎を使った煮物は、見た目はかなり地味ですが、どこかホッと落ち着かせてくれる一品。
「ずいきの炊いたん」は、関西を中心に、昔から親しまれている家庭の味です。
素朴だけれど、どこか懐かしい…そんなおかずを、季節の台所でゆっくりと味わってみませんか。
芋茎(ずいき)とは
ずいきは、里芋やはす芋などの茎(葉柄)の総称です。
やわらかな食感とだしをよく含む性質があり、煮物や酢の物などにするととてもやさしい味わいになります。
地域によって「赤ずいき」「白ずいき」など種類があり、関西や北陸では古くから親しまれてきた季節の食材です。
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レシピ|ずいきと油揚げの含め煮

材料(2〜3人分)
- ずいき(下処理したもの) … 200g
(生の芋茎なら、30~40㎝のもの5~6本) - 油揚げ … 1枚
- にんじん … 1/4本
- だし汁 … 200ml
(白だし使用の場合は水200ml+白だし小さじ2) - しょうゆ … 大さじ1
- みりん … 大さじ1
- 砂糖 … 小さじ1
作り方
STEP1
下ごしらえ
◆ずいきは皮をむき、3~4㎝の長さに切って水に30分さらす。鍋にお湯を沸かし、お酢(分量外:お湯1ℓに対し小さじ1程度)を加えて、ずいきを入れ2~3分茹でる。冷水にとって冷やしたら、ザルに上げて水を切っておく。
◆油揚げは熱湯をまわしかけて軽く油抜きし、細切りにする。
◆にんじんは細切りにする。

STEP2
煮る
鍋にだし汁・しょうゆ・みりん・砂糖・にんじんを入れて煮立て、油揚げとずいきを加える。

STEP3
煮含める
中火で10分ほど煮たら火を止め、そのまま冷まして味を含ませる。

保存方法
- 冷蔵保存:密閉容器に入れ、冷蔵で2〜3日。
- 冷凍保存:小分けにして冷凍し、自然解凍または電子レンジで温めて。約2週間が目安。
美味しく作るポイント
- 下ゆではしっかりと
ずいきはアクが強いので、アク抜きの下処理が必要です。アク抜きをすることで、えぐみがなくなります。 - 油揚げは“軽く油抜き”がおすすめ
熱湯をさっとかけるだけで余分な油と揚げ臭が取れ、すっきりとした味わいに。
あえて少し油を残してコクを出す田舎風の味がおすすめ♪ - 冷ます時間も味つけの一部
煮たあと少し置くことで、ずいきに味がよくしみ込み、落ち着いた味わいに。 - だしはかつおと昆布の合わせだしがおすすめ
やさしい風味がずいきの素朴な味を引き立てます。
アレンジアイデア
- 七味唐辛子を少しふって、大人の味に。
- 白ごまや刻みねぎを仕上げに散らすと香りが引き立ちます。
- 余った煮物を刻んで卵焼きの具にしても美味。
おわりに|やさしい味わいの、ほっとするおかず
ずいきの煮物は、派手さこそありませんが、口に入れた瞬間にじんわりと広がる優しい旨みがあります。
だしの香りを吸い込んだずいきの柔らかさ、油揚げのコク、にんじんの甘み——それぞれが主張しすぎず、寄り添うように調和する・・・
そんな穏やかな味わいは、忙しい日々の中でほっと一息つけるごちそうです。
季節の移ろいを感じながら、素朴な芋茎の煮物をゆっくり楽しんでみてくださいね。
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